新株予約権の値段は親株の動きで決まります

 

CAICA2020年8月12日

(親株)25円-(新株)16円=9円>7円(新株予約権の値段)

となり、CAICAの株価と新株予約権の値段を比べると、新株予約権が割安の状態です。

新株予約権の値段が割安であれば、新規の投資家が株式市場で新株予約権を購入し、それを使って新株を調達、株式市場で新株を売却すると、黒字になります。但し、新株を売るときに株価が変わらないことが前提条件です。

また、新株予約権をもらった株主は株式市場で売却すると儲かる可能性があります。新株予約権の値段は上場廃止日が近づくほど下がっていくので、今日売って最終日に買い戻すと、その差額が手に入ります。

例えば、CAICAを1万株保有する投資家がいるとします。

(1)新株予約権を株式市場で11円で10,000株売却(8/12)
(2)新株予約権を株式市場で1円で10,000株買い戻す(9/10)

と進むと

11万円(11円×1万株)-1万円(1円×1万株)=10万円

となり、10万円の儲けです。

新株予約権の権利行使

CAICAのライツ・オファリングは、上場期間より権利行使期間が長いです。

・権利行使:2020年8月12日~9月16日
・上場期間:2020年8月12日~9月10日(9月11日上場廃止

証券会社ごとに対応が異なりますが、最短で、来週後半から新株が株式市場に流通し始めます。

新株が流通し始めると、株価が値崩れを起こしやすくなります。CAICAの株価が下がる可能性があります。

但し

新株予約権上場廃止が近づくと徐々に値下がりします。