権利を売買するという事は?

コールでもプットでも、オプションの「買い手」はオプション価格(プレミアム)を支払って権利保持者となり、一般的には満期日までの間、自分に有利なときに権利を主張して実現することができます(権利行使※)。ただし、オプションの権利は満期日がくると消滅し、満期日にはSQ値によって決済されます(SQ決済)。オプション取引で特有な点は、買い手は自分にとって不利ならば権利放棄することも可能ということです。

一方、オプションの「売り手」は、買い手から受取ったプレミアムの見返りに、買い手の権利行使に必ず応じる義務を負います。この義務は、買い手が権利を放棄したり、満期日がきて権利が消滅した場合は発生しません。

  • オプション取引の権利行使のタイプは2種類あります。
    • アメリカンタイプ…満期までの間いつでも権利行使できる
    • ヨーロピアンタイプ…満期を迎えないと権利行使できない。
    • 例えば、松井証券で取り扱っている大阪取引所の日経225オプション取引はヨーロピアンタイプなので、満期を迎えないと権利行使できません。また、権利行使は各限月取引の最終売買日の翌営業日のみ可能です。