数字の計算

 

  • 株式増資で、資金をどう使おうが、数字の計算で一株価値(簿価ではなく純利益で考える場合)、新株予約権が行使され、正式にカイカの増資株式として融合されたときに、EPSは分母が大きくなって希薄化される。
     
     これを簿価で考える(この方が教科書的)と、確かに株式発行による資金集めはひとまず資本増強であるから、BPSの分母は新株予約権が行使された分だけ大きくなるけど、一株につき16円の資本金が増強されるわけだから、結果的にはBPSは大きくなる。つまり一株当たり純資産は増加する。
     
     この集めた資金を何に使うかは、資料にあったと思いますが、4つくらい目的があったかと思います。M&Aなどの戦略的使用もあったかと思いますが、うち資本を増強する理由で、債務の返済とか、こう株式の指標については、ファンダメン、テクニカルとありますが、これは要するに今日現在を起点にすると過去の方面に向いた指標であって、今までの状況を確認している作業です。未来を向いたものではないのは確かです。
     
     いろいろ考えると、つまるところ「企業がどんな仕事をしているのか」という点に尽きると思います。
     それゆえに、カイカの仮想通貨事業は失敗だったと思います。個人も踊らされたように、企業も躍らせられた、っていう、これがバブルというやつなのだろうと思う。
     
     フィスコとかアイスタディとか、いろいろくっついたり離れたり、いろいろ変遷があるけど、ここの中核ビジネスである金融機関へのICTインフラサービスに今度こそ集中するべきだと思う。
     ここのICTインフラサービスは実績もあるし、新しく始めるビジネスじゃない。いろいろ事業整理して、ほぼ単体事業会社になったことだと思う。これはいったら、串カツ田中のような、飲食単体事業のようなもので、きちんと今まで通りやれれば、一気にP/LもB/Sも改善すると考えています。
     
     顧客には大企業が多いとのことなので、大手金融機関からの元受けなのか、それともNECやNTTからの一次請けなのかはわからないけど、コロナで日本経済全体の活動が停滞しているのが目先の懸念材料だと思います。