オプションの売りには、利益になる可能性が非常に高い

オプションを新規で売った人は、可能性としては無限大の損失があり得る。
しかしオプションの売りには、利益になる可能性が非常に高いという魅力もある。
 
例えば相場の
 

 

 

 

の動きを5種類に分類すると、オプションの売り手は4通りの相場変動で利益を得られる可能性がある。
その一方で、相場が予想と反対方向に「大きく」動いた場合には、多大な損失を被ることになる。

 

原資産の価格が
大きく下降

原資産の価格が
小さく下降

横ばい相場

原資産の価格が
小さく上昇

原資産の価格が
大きく上昇

コール売り

利益

利益

利益

利益~損失

損失

プット売り

損失

損失利益

利益

利益

利益

権利を売買するという事は?

コールでもプットでも、オプションの「買い手」はオプション価格(プレミアム)を支払って権利保持者となり、一般的には満期日までの間、自分に有利なときに権利を主張して実現することができます(権利行使※)。ただし、オプションの権利は満期日がくると消滅し、満期日にはSQ値によって決済されます(SQ決済)。オプション取引で特有な点は、買い手は自分にとって不利ならば権利放棄することも可能ということです。

一方、オプションの「売り手」は、買い手から受取ったプレミアムの見返りに、買い手の権利行使に必ず応じる義務を負います。この義務は、買い手が権利を放棄したり、満期日がきて権利が消滅した場合は発生しません。

  • オプション取引の権利行使のタイプは2種類あります。
    • アメリカンタイプ…満期までの間いつでも権利行使できる
    • ヨーロピアンタイプ…満期を迎えないと権利行使できない。
    • 例えば、松井証券で取り扱っている大阪取引所の日経225オプション取引はヨーロピアンタイプなので、満期を迎えないと権利行使できません。また、権利行使は各限月取引の最終売買日の翌営業日のみ可能です。

権利を売買するという事は?

コールでもプットでも、オプションの「買い手」はオプション価格(プレミアム)を支払って権利保持者となり、一般的には満期日までの間、自分に有利なときに権利を主張して実現することができます(権利行使※)。ただし、オプションの権利は満期日がくると消滅し、満期日にはSQ値によって決済されます(SQ決済)。オプション取引で特有な点は、買い手は自分にとって不利ならば権利放棄することも可能ということです。

一方、オプションの「売り手」は、買い手から受取ったプレミアムの見返りに、買い手の権利行使に必ず応じる義務を負います。この義務は、買い手が権利を放棄したり、満期日がきて権利が消滅した場合は発生しません。

日経平均株価225オプション取引

オプションとは「権利」のことであり、オプション取引とは、将来の決められた期日(満期日)にあらかじめ決められた価格(権利行使価格)で日経平均株価を買付ける、または売付ける「権利」を売買する取引です。日経平均株価を「買う」権利のことを「コールオプション」、「売る」権利のことを「プットオプション」といいます。

オプションの種類は、コールの買いと売り、プットの買いと売りの4種類です。日経平均株価を予測して、今後、上昇すると考えるならコールを買う、下落すると思うならプットを買うという理解です。

建玉の決済方法は、限月の取引最終日までに転売または買戻しによって決済する【反対売買による方法】と最終決済期日に計算される特別な清算指数(SQ:スペシャル・クォーテーション)を用いて自動的に権利行使を行う【最終決済による方法】があります。

新株予約権の値段は親株の動きで決まります

 

CAICA2020年8月12日

(親株)25円-(新株)16円=9円>7円(新株予約権の値段)

となり、CAICAの株価と新株予約権の値段を比べると、新株予約権が割安の状態です。

新株予約権の値段が割安であれば、新規の投資家が株式市場で新株予約権を購入し、それを使って新株を調達、株式市場で新株を売却すると、黒字になります。但し、新株を売るときに株価が変わらないことが前提条件です。

また、新株予約権をもらった株主は株式市場で売却すると儲かる可能性があります。新株予約権の値段は上場廃止日が近づくほど下がっていくので、今日売って最終日に買い戻すと、その差額が手に入ります。

例えば、CAICAを1万株保有する投資家がいるとします。

(1)新株予約権を株式市場で11円で10,000株売却(8/12)
(2)新株予約権を株式市場で1円で10,000株買い戻す(9/10)

と進むと

11万円(11円×1万株)-1万円(1円×1万株)=10万円

となり、10万円の儲けです。

新株予約権の権利行使

CAICAのライツ・オファリングは、上場期間より権利行使期間が長いです。

・権利行使:2020年8月12日~9月16日
・上場期間:2020年8月12日~9月10日(9月11日上場廃止

証券会社ごとに対応が異なりますが、最短で、来週後半から新株が株式市場に流通し始めます。

新株が流通し始めると、株価が値崩れを起こしやすくなります。CAICAの株価が下がる可能性があります。

但し

新株予約権上場廃止が近づくと徐々に値下がりします。

 

8月12日はCAICA新株予約権(23159)の新規上場日

 

基準値段は11円。ストップ高41円、ストップ安1円です。基準値段の計算式は、CAICAの11日終値が27円だったので、

株価27円-新株16円=11円

となります。11円からスタートです。

購入日は2020年8月12日。新株を買うこともできますし、市場で売却することもできます。

上場期間は9月10日

新株予約権をもらった株主は、市場で売却することができます。また、新規で新株予約権を売買することも可能です。上場期間は9月10日までです。

権利行使期間つまり新株予約権を使える期間。上場期間より6日長いです。新株予約権を9月10日に市場で買っても間に合うってことですね。